日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いています。現在制作中の新作は陶彫による複数の塔を作ろうとしています。塔を作った旧作は2014年にギャラリーせいほうで発表した「発掘~層塔~」と2015年に発表した「発掘~群塔~」です。「発掘~層塔~」は、木材を組んで、そこに陶彫を貼り付けて大きな塔をひとつ作りました。翌年発表した「発掘~群塔~」は、屏風にした土台に横位置に塔を接合したものと、屏風の前の床に同じ作りの塔を複数配置しました。これは壁から突き出た塔と床置きの塔の視点を変えた面白さを狙ったもので、自分としては新しい試みでした。これから作る新作は3点の陶彫部品を積み上げた塔を複数作る予定ですが、うしお画廊の展示空間を考慮して塔の数を決めていきます。私は画廊の広さに合わせて、その空間を変容させる目的で彫刻を配置していく方法を採っています。今年発表した「発掘~六蹟~」が6点の陶彫部品を向かい合わせ、その中心を想定した集合体だったので、来年発表する作品は拡散にしたいと思っていて、画廊の床に点在させていきます。新作は立体としての塔ばかりではなく、壁面を使った作品も同時に考えています。それは今年の「炭景」のような壁に掛ける作品ではなく、新作の立体作品と同じコンセプトで作る床置きの作品になり、壁に吊り下げるものではありません。画廊の壁が白く美しいので、それを最大限に生かせるものにしたいと考えているのです。まだ微妙に揺れ動くイメージを説明するのは難しいのですが、日々制作する中でイメージが次第に具体的に見えてくるのだろうと思っています。私にはイメージがあっても設計図はありません。エスキースをしないのと同じで、私は実際の素材に向き合って造形行為を行なっていくタイプなのです。ですから途中で大きな変更もあり得ます。行きつ戻りつ手探りで作品化を進めていくわけですが、窯入れをしない限り陶彫は自由です。また罅割れをしないような工夫をすれば何とかなるかなぁと思っている自分がいます。