Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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教職の名残り

今日は朝から工房に行って、昨日窯入れした作品の温度確認をしてきました。これで新作4点目の焼成になります。現在の私の頭の中は創作活動しかなく、新作陶彫の制作工程やら自宅で取り組んでいるRECORDのデザインについてあれこれ考えている日常です。読書は新しい書籍を取り出して読み始めました。この書籍にしても美術関係のもので、今の私の生活は全てが美術で彩られていて、それは前から私が希望した生活でもあるのです。5年前に教職を退職した私は、長年従事してきた教職に対して既に未練はなく、寧ろこれからの人生を好きなことに費やしてもバチはあたらないだろうと退職時に考えました。それでも教職の名残が今もあって、今日は地元にある市立中学校の学校運営協議会に出席してきました。学校運営協議会とは、法律(地教行法第47条の5)に基づいて教育委員会が学校に設置する協議会のことで、校長が自らの学校運営に関して地域から意見を聞き、支援を求めるものです。私も校長の立場にあった時は地域の方々に意見をしていただきました。今は地域の一員となった私は気楽な立場となり、授業を見る機会が少なくなった私には、各教科の授業を見ることができて、それだけでも良い刺激になっています。生徒一人に1台端末が配布されていて、それを見ながらの授業や学習発表は、私の頃にはなかった学習環境であり、それでもノートに手描きしている生徒が多かったのに、私はホッとしていました。私は古い世代と言われても、紙ベースの教科書を開き、ノートに手で文字を書く姿勢が今でも学力向上に役立つと信じているのです。利便性の高い電子機器を必要としながら、それに依存することがあってはならないと考えているからです。脳が記憶を刻むのに手を使うことが大事なのだと私は何の根拠もなく信じていて、アナログはどの時代になっても廃れることはないと思っています。私の創作活動もそのアナログの最たるもので、古代から同じやり方で粘土をこねて成形をしているのは縄文人と変わりません。今日は教職に就いていた頃の記憶を呼び覚ました貴重な一日になりました。

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