日曜日になりました。いつもなら創作活動に纏わることを書いていますが、昨日は1週間の振り返りを行なわず、映画の話題を取り上げた関係で、今日先週の振り返りを行ないます。先週の陶彫制作の状況は、新作である塔の2段目(つまり中段)を作り始めました。これも土台と同じ数の6点を作ります。先週は陶土の土練りや座布団大のタタラ数枚の準備をして、まず1点目の中段の成形をやってみました。土台の上にこれを積んでいくのですが、土台の頂上に凹面を作ってあるので、ここにうまく嵌められるかどうかを確認します。陶彫制作としてはそんな工程を進めていますが、8月下旬と言えどもまだまだ蒸し暑く、先週も午前中しか工房にはいられませんでした。午後は暑さが籠るので、毎年この季節は長い制作時間が取れません。そんなこともあって先週は美術館に出かけて大規模の展覧会2ヶ所と、映画館に出かけて鑑賞を充実させました。火曜日は朝から東京の上野に出かけ、東京都美術館で開催している「百花繚乱」展と、東京国立博物館で開催している「空海と真言の名宝」展に行きました。お盆休みを避けたつもりでも、大勢の鑑賞者が押し寄せていて、人を掻き分けて名品を堪能してきました。当日は眼と身体が疲れていたとしても、頭の中は不思議とスッキリして、翌日は何故か元気になっていました。名品には心の浄化作用があるのかもしれません。映画鑑賞にも同じ作用があると言えます。昨日の土曜日に観に行った映画「雲と大地のはざまで」は南米ペルーのアンデス高地が舞台で、アルパカの放牧に従事している少年の目を通して、村人と鉱山開発を進める大人たちの攻防を描いたものでした。日本とはまるで違う風景、人々の暮らしぶりに心が洗われる思いがありましたが、鉱山開発で登場した重機を見た時は、時代に逆らえない経済依存社会に対して、現代はどこにもユートピアがないことを悟りました。書籍では先週から「奇想の美術館」を読み始めました。毎晩楽しみながら丁寧に読んでいこうと思います。