Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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美術団体展&グループ展の感想

水曜日は映画に行く前に、東京の六本木に出かけ、「自由美術展」を見てきました。木曜日は映画鑑賞の後で、横浜の関内にある画廊でのグループ展を見てきました。美術団体展である「自由美術展」は師匠の池田宗弘先生が彫刻を出品していて、案内状をいただいていました。池田宗弘先生は真鍮直付けの技法を駆使して、社会風刺的で宗教的なテーマを扱う作家です。作風は写実というより量感を削り取った具象彫刻ですが、19世紀の仏画家で風刺画を得意としたドーミエの世界を立体にしたような雰囲気があります。最近は修道士と悪魔が対峙している様子を作っていて、昨年の出品作は修道士像が未完のままでしたが、今年はその未完を継続するのではなく、対峙する悪魔像を等身大で作っていました。それが組み合わされれば大きな作品になるわけで、師匠に確認するため電話をしました。電話では元気な声が聞こえて私は安心しました。というのは、今年87歳になる師匠は長野県の山奥に工房兼住居を建てて一人で住んでいます。その住居に「エルミタ(隠者の住む小さな聖堂)」と名づけて、西欧の修道院のような佇まいであり、林の中に師匠の野外彫刻が点在しています。随分前に奥様が亡くなってから、現代版高村光太郎と私は称していて、幾度か「エルミタ」を訪ねましたが、横浜から遠距離にあるため、なかなか行けないのが現状です。昨年は「自由美術展」会場で師匠に会って積もる話をしてきました。たまに横浜中華街から食料を送っていますが、そろそろ会いに行かなくてはならないかなぁと思っています。木曜日はみなとみらいのミニシアターから関内に向かい、「DAN展」を見てきました。その出品者の一人である画家はモダンアート協会に所属する抽象作家ですが、嘗て美術科教員だったため、私と同じ二束の草鞋生活を送っていました。彼の作風は白い画面に絵の具を流した無作為と思わせる作風で、最近はシャープになったと感じていましたが、ここにきてバリエーションが豊富になりました。生涯の最期は白一色の画面になるかもしれないと画家は語っていました。

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