週末になりました。土曜日はその週の振り返りを行ないます。今週は来年に向けた新作陶彫の土台部分を作っていました。前にNOTE(ブログ)に書いた春霞のようなイメージは、今ではくっきりとした立体になり、塔の一番下になる大きな陶彫部品を5点ほど成形しています。工房は空調設備がないので、室内は外と同じ猛暑になっていますが、それでも教え子だった若い木彫家や染色家がよく通ってきていて、今週も工房自体に活気がありました。私も陶土に毎日触れて充実した時間を過ごしていました。画廊に個展を企画してもらえることは大変幸せなことですが、実は制作に面と向かって取り組んでいるこの瞬間が、私にとって一番幸せなのかもしれないと思っています。身体から汗が流れ、陶土の扱いに相変わらずモタついている時は、苦しいと思うこともありますが、これが最高の時間なのだと気づきました。自分の健康管理はこうした時を末永く過ごすためにあるのです。さて、今週はお盆でもあるので菩提寺に墓参りに出かけました。私は先祖に対して必要最低限のことしかやっていませんが、それでも春彼岸とこのお盆の時期には墓参りをやっています。金曜日には練馬区立美術館で開催している「若林奮Run and Rest」展に行ってきました。お盆休みでも美術館は人が疎らでした。そのおかげで作品をじっくり見ることできました。特異な作風を持つ彫刻家を私は学生時代から着目していて、私自身も少なからず影響を受けていると感じています。自宅がある横浜から東京の練馬まで電車に乗っている時間が長く、首都圏の美術館にしては結構遠いと感じましたが、途中に池袋があるので、美術館の帰り道に池袋のジュンク堂書店に立ち寄り、美術関連の書籍3冊を購入してきました。こんな時でないと美術の専門書が手に入らないのです。これで暫くは楽しい時間が過ごせそうだなと思い、満足した1週間になりました。